グランフェッテ
昨晩は、AlohaSpiritさんと食事などしながら、おしゃべりに興じておりました。
その時に出たバレエの話。

健康維持のためにバレエをずっと続けてるAlohaSpiritさん。
そして、運動はほとんでダメでバレエはテレビでしか観たことのない*hisui*。
ここでものすごーく二人の間には共通項がない状態(笑)
でも、AlohaSpiritさんのバレエ談ってのがおもしろいのよー。すっかりとりこに。

例えば、緞帳(どんちょう)。
海外のバレエ団はわざわざ日本公演のために緞帳類を持ってくるところが多いのだとか。
なんでわざわざ?日本の舞台にだって幕くらいついてるでしょーに。

理由。
バレエは絵画と同じ芸術。
舞台を縁取る「額縁」の役目を果たす緞帳や袖幕や一文字幕は必須。
額縁の貧素なものはバレエ芸術にあらず。
日本には合格点の出せる幕を用意している劇場は少ないのだとか。
そいえば、日本の舞台はなんにでも使えるよう、シンプルにできてて、バレエやオペラ向きではないよねぇ。トータルバランスってのが必要なんだわ。ふむふむ。


一番面白かったのは、舞台の傾斜について。
いわゆる「やおや舞台」(八百屋さんの陳列棚が坂になっていることから)というやつ。
欧米のバレエ劇場はみんな傾斜のついた舞台なんだって。
奥が高くなっていて、手前が低い。
これは、例えば『白鳥の湖』の黒鳥の見せ場、有名な36回転のグランフェッテなどでものすごい効力を発揮する。
バレリーナは舞台奥から傾斜による反動をうまく利用しながらくるくる回転し、客席に向かって舞台を下って行く。
美しく素早いスピンと迫ってくる迫力で、観客はよりグランフェッテの美しさを感じる!
とまぁ、こんな感じ。

ちなみに、2006年1月に開催予定のローザンヌ国際バレエコンクールの要項を読むと、舞台には3.6%の傾斜がついていることがわかる。
・ローザンヌ国際バレエコンクール舞踊振興財団 第34回ローザンヌ国際バレエコンクール 参加要項(PDF)
欧米ではこのくらいが平均値なのかな。

で、3.6%はどのくらいなのかというと…
道路で言うと、100m進んで3.6mの高低差があるということで、例えばこれを日本の100キロの制限速度の道路にあてはめると、勾配としては法令の示す3%より大きい勾配となる(国土交通省 道路構造令 第20条(縦断勾配)による)。

あ、理屈は別として、この舞台の勾配があるとないとでは踊りにもかなりの影響があるそう。
欧米のバレエスタジオはレッスン場に傾斜がつけてあるところが多いんだって。
日本の劇場やレッスンスタジオもどんどん取り入れるといいかも。
まだまだ日本人で世界の舞台で活躍するプリマ達はほんの一握り。
体型の問題以前に、大きな問題がここにあるわけだぁねぇ。
※もちろん、日本の劇場で勾配舞台を用意してるところは何箇所かあります


ま、そんなことをかれこれ2時間半くらい話してますた(笑)
楽しかった~。またおしゃべりしよーね!
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これが黒鳥のグランフェッテ。
いつもより多く回っておりまぁす(笑)

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by hisuisakan | 2005-08-20 13:53 | favorites
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